クラッド管の必要性
アルミ管よりも強さが必要なだけの場合、ステンレス管やCFRP管の単一素材管でも充分です。
ですが軽いでしょうか?加工はしやすいでしょうか?
軽くて加工しやすくて丈夫という欲張ったパイプを製造するとなった場合、それを満足すべく単一材での要求は非常に困難です。異種材料の長所を生かし、それをクラッドさせることにより、今までできなかった要求に応える事ができるのです。
異種材料を引き抜き加工で2重管に
当社の引抜技術を使えば、簡単にクラッド管の製作ができます。
外表面には加工性に優れるアルミパイプを使い、内部には用途に応じた材料を組み合わせることが可能です。
たとえばフラットパネルディスプレイ製造関連装置では、パイプのたわみが大敵。ローラーがフラットに接触しなければ役目を果たせません。そこでヤング率の高く自重の軽いCFRP管が必要になります。ところがCFRP管は衝撃に弱くクラックが入ると機能を果たせません。そこで外径にアルミ管で覆うのです。詳しくは、それに特化した「C-PACについて」をご覧ください。